彫刻家・高濱英俊氏の作品について

日本の美術界をけん引する彫刻家・高濱英俊氏と松翁軒は、長年にわたり交流を深めてきました。

松翁軒本店の入り口には、大きな彫刻作品があり多くの長崎市民の方に親しまれていました。
その作品は2023年の松翁軒本店のリニューアル工事に伴い、別の場所へ移設されましたが、この度、高濱氏のご好意により別の彫刻作品「水のかたち EGG-Ⅱ」を寄贈いただき、新たに設置をいたしました。

高濱英俊氏は1957年熊本県生まれ。1985年に東京藝術大学大学院を修了後、国内外で数多くのシンポジウムや展覧会に参加されています。「大王のひつぎ」プロジェクトでの馬門石を使った石棺制作や畿内への運搬などでも知られており、国内外で活躍されています。

高濱氏の彫刻作品は、視覚的な美しさだけでなく、実際に触れて感性を刺激する体感的な要素を大切にしています。そのやわらかさと力強さが共存する作品を、ぜひ松翁軒本店の店頭で体感してください。

作品について

水のかたち EGG-Ⅱ

高濱氏の作品は「水のかたち」をテーマにした作品が多く、生命や自然への思いをやさしい曲線と力強いフォルムで表現されています。

遠隔操作Ⅲ

松翁軒本店リニューアル前に設置されていた作品です。松翁軒を訪れる観光客や地元の子どもたちにも親しまれていました。

※現在は別の場所へ移設し保管しております。

高濱英俊氏 プロフィール

HIDETOSHI TAKAHAMA

1957年 熊本県宇城市不知火町の出身で、1983年東京芸術大学、大学院に進学。卒業後は関東にアトリエを構え、彫刻家として制作活動を展開されています。

パブリックコレクション

国内外の多くの施設で展示・収蔵されています。

荒川区、台東区、練馬区、豊島区、板橋区、目黒区、足立区、北区、世田谷区、西東京市、武蔵野市、横浜市、川崎市、伊勢原市、志木市、さいたま市、富士見市、朝霞市、和光市、川口市、ふじみの市、三郷市、新座市、三芳町、春日部市、草加市、越谷市、所沢市、守谷市、甲府市、浜松市、笠岡市、沼田市、前橋市、伊勢崎市、船橋市、松戸市、宇都宮市、新潟市、上越市、枕崎市、長崎市、北九州市、熊本市、宇土市、山鹿市、山都市、五木村、佐久市、長野市、富士見町、池田町、一宮市、蒲郡市、高松市、牟礼町、米子市、福島市、いわき市、秋田県由里町、仙台市、札幌市、笠間市、ソウル日本大使館、ハンガリー ツエグレド市美術館、熊本県立美術館、宇城市美術館、渋川市美術館、武蔵野音楽大学、東洋大学、九州共立大学、武蔵大学、松翁軒、十八親和銀行、ハウステンボス、アルメイダ病院、三森病院、瀬戸病院、六本木ミッドタウン、目黒パーシモンホール、帝国データバンク、タダノ東京店、成城美術研究所、九州学院、澤田医院、細田学園、アルメゾンみずほ、ウェルコートみずほ、ギャラリーパロス、飯坂クリーンサイト、文泰学園、コムネックスみずほ、ダイキン、ハルナビバレッジ、呉竹、グランアークみずほ、ハルナ美術

受賞歴

1989

ヘンリームーア大賞秀作展、現代日本彫刻展、カジマ彫刻コンクール、ユーモア彫刻展「奨励賞」

1990

ロダン大賞優秀作品展、須磨離宮公園現代彫刻展エスキース展、五木の子守唄彫刻コンクール「準大賞」

1991

風のビエンナーレ枕崎、石のさとフェスティバル「タダノ賞」、ロダン大賞優秀作品展

1992

現代日本具象彫刻展、木内克大賞野外彫刻展

1993

風のビエンナーレ枕崎

1994

モダンアート明日への展望展「俊英作家賞]

1995

荒川リバーアートコンテスト「特賞」

1997

モダンアート展「奨励賞」